巻き結びは係留索を桟橋のビットなどに縛る時などに使う結び方です。係留以外にも、物を縛っ
たり、物を吊上げたりする時に使われる結び方で、色々な場合に使われます。但し、場合に依っ
ては、固く締まって解け難くなったり、滑る事もありますので、長期間の係留には適さない場合
があります。英語では「クラブ・ヒッチ(Crab hitch)」と言います。 クラブは蟹の事ですから、
イギリスの漁師は獲ったカニを、この結び方で一匹づつ縛っておいたものでしょうか。カニは縛
っておかないと、隣のカニの足をハサミでチョンギリますから・・・。最近の日本の漁師は輪ゴ
ムで縛っています。
「追記」上記の説明でクラブ・ヒッチを蟹結びとして説明しましたが、此の度、当サイトを見て
下さった方から「クラブ・ヒッチ」ではなく「クローブ・ヒッチ(Clove Hitch)」ではないかと
ご指摘を受け、早速、グーグルで検索してみましたところ「クローブ・ヒッチ」が正しいことが
分かりました。「クラブ・ヒッチ」の説明については私が若い時分に先輩船員に聞いた事を本当
のことと思い、良く調べもせずに書いたもので、以前、当サイトをご覧下さった方々に対してお
詫び致します。(平成19年 1月 9日)
参考までに次のページをご覧下さい
( http://www.goals.com/vyc/knots/clove.htm ) |